こんにちは、吃音持ち社会人のゆーきです。
このページでは、吃音持ちの僕がスムーズに会話する為に意識していることを書いています。
吃音に悩んでいる人や、身内に吃音の人がいる方に少しでも有益になれば幸いです!
では、早速本題に入っていきます!
(※吃音の種類は人それぞれ千差万別で、その対処方法も人によって変わってくると思うので、参考程度に見て頂けると嬉しいです!)
相手が理解しやすい構造で話す
辛辣ですが、吃るという時点で、吃音持ちの人は会話する上でハンディキャップがあると僕は思っています。
スタート時点が吃音でない人より一歩後ろにいるので、いかに相手が理解しやすいように話をするかを意識する必要があると考えています。
そのうえで、僕が会話の際に大切にしていることは、”結論から話す”ということです。
結論から答えてくれると、聞き手である相手は「この人は一体何の話をしているのだろう?」と、会話の迷子にならずに済みます。
相手の質問に対しまずは“結論”を回答しその後に回答に対する補足をしたり、こちらが伝えたいことをまず冒頭に述べてその後に詳細を話すという感じです。
例えば、「今、若者の間で人気のSNSって何かな?」と問われた場合、
「(結論)Tictokだと思います
(理由)先日テレビで若者の流行というテーマで特集がやっていましたが、Tictokが紹介されていました
(具体例)実際に、僕の姪っ子もTictokに夢中です
(結論)なので、Tictokだと思います」
と話す感じです。
実はこれ、”PREP法”という話し方で、ビジネスシーンでもよく取り入れられています。
“結論を話し、結論に至る理由を話し、その具体例を挙げ、最後にまた結論を述べる”というものです。
P・・・結論(Point)
R・・・理由(Reason)
E・・・具体例(Example)
P・・・結論(Point)
分かり易い人のブログやツイート、インスタグラムを見ていると顕著ですが、皆さん結論から話をされています。
何か調べ物をしている際に結論ファーストでない人のブログを見たりすると、「結局、結論どうなるんだよ!」と感じたことは誰しもあると思います。
会話をスムーズに進めたいという方には、相手が理解しやすいPREP法を意識することをお勧めしたいです。
率直に話す
言いづらいことを言う時、無理やり遠回しに話すことがあると思います。
言いづらいからこそ、”遠回りに話して保険を張ってから結論を話す”という経験は誰しもが一度はあると思います。
例えば、「あのタスクどうなった?もう終わった?」という問いをされた時、既にタスクが終わっていれば、「完了しています!」と胸を張って言えると思いますが、まだ終わっていなければとても答えづらいです。
こういう時は、相手の問いに対して率直に答えるようにし、相手の怒りに油を注がないよう意識しています(笑)
ただでさえ相手が怒っていて、そのうえで自分の吃音のせいで会話がスムーズに進まないとなると、相手をどんどん不機嫌にしてしまいます。
“結論ファーストで話す”ということを意識していれば、”率直に話す”も自然とできるようになるかと思います。
吃音に悩んでいて、少しでも相手との会話をスムーズに進めたいという人にお勧めです。
口角を上げて話す
フランクな会話をする際、”口角を上げて話す”をとても意識しています。
口角を上げる理由は大きく2つあって、1点目は”相手からの印象が良くなる”からです。
会話の際、相手がにこやかだったら話していて気分がいいですよね。
中学生くらいのころ、吃らないように話す練習をしていた時、家族から「眉間にしわが寄りすぎてなんか感じ悪いよw」って言われたことがあります(笑)
会話をスムーズに進める為に吃りが出ないように練習していましたが、眉間にしわを寄せて会話をするようでは、寧ろ相手に不快感を与えてしまって本末転倒です。
それ以来少しくらい吃ってもいいから、その分相手が話しやすいような振る舞い・環境作りをしようと思いました。
2つ目の理由は、”自分自身余裕をもって話すことが出来る”からです。
誰かと会話をする時に緊張していると、余裕がなくなり、誰でも顔が引きつってしまうと思います。
一方で、リラックスして落ち着いて会話をしている時は、自然と口角が上がっていると思います。
暗示みたいなものですが、吃るか不安で緊張したとしても、とにかくまずは口角を上げて、自信をもって落ち着いて話すようにしています。
口角を上げて落ち着いて話していると、相手も「この人落ち着いた人だなあ。話しやすいなあ。」と感じると思います。
口角を上げて話すと、相手にとっても自分にとってもメリットがあります。
吃音持ちか吃音持ち出ないかにかかわらず、誰かとコミュニケーションを取る時の鉄則だと感じています。
終わりに
吃音持ちだからこそ、会話の際に意識していることをまとめてみました。
高校生くらいの頃から意識して取り組んできたことなので、今となっては自然とこれらの振る舞いができるようになっています。
記載した内容が、小学生くらいの頃から出来ていたら、もっともっと自然と会話ができていたんだろうなあと感じることがよくあるので、誰かの役に立てばとても嬉しいです。
最後まで見て頂きありがとうございました!
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